北海道旅行・2日目〜札幌から小樽〜
2019年3月28日。
2日目の朝。
窓の外は白銀の世界でした。
いや、確かに北海道寒いけど、関西では桜の開花時期・・・なんてニュースで盛り上がってるのにも関わらず、窓の外は雪が舞ってる。
ここは同じ日本なのかと疑いながらも、眠い目をこすりながら身支度をする。
目的はそう、ホテルの朝食です。
北海道のビジネスホテルって、朝食が凄いという情報をネットで知り、今回の旅行は朝食でホテルを選んだ部分もあるのだ。
はいドン。
見てくれ、この宝石箱をよ。
海老もいくらもマグロのたたきも、全部取り放題なんだぜ?
この写真じゃ分かりにくいが、白米と海鮮の盛り付けの割り合いは、
白米:海鮮=4:6
何だぜ?
サイコーかよ。
これがまた美味い!
こんなにいくらをかっ込むなんて、人生初。
恥ずかしながら食べる前に写メって、親や友人に朝飯テロ敢行した。
勿論これだけじゃなくて、おかずの種類も豊富で、どれも美味しく頂いた。
朝から食べ過ぎて苦しい・・・。
一旦部屋へ戻り、本日の予定を組み直す。
前日晩酌しながら予定を考えていたものの、予期せぬトラブルがあり作業出来ず。
部屋で一休みしてから、方々に電話。
それらが全て終わったのは、すでに11時過ぎていた。
ちなみにこの件は処理し終わったものの、解決はしてない。
いや・・・解決したのかもしれないけど、根本的な解決と結果は自分の知るところにあらず。
個人情報ってどこで漏洩しているか分からなくて怖いね、という事。
そして某予約サイトはもう使いたくないなって事だわな。
さて、気をとりなおして札幌駅まで出る。
ホテルを出る時間が遅くなってしまい、何も出来ない状態。
どこに行くにしても、結構タイトなスケジュールになってしまう。
アイヌ文化を体験してこようか・・・
北海道大学行ってみるか?
散々考えた結果・・・。
小樽に来ちゃいました〜。
JRで1時間。
本当は函館に行きたかったんだけど、さすがに今回は断念。
過去に1度行ったことがあるので、函館はまた次の機会にでも・・・。
小樽もね、寒かった。
港町だし当たり前だよね。
小樽に来て、運河を見たら満足してしまった。
朝食を食べ過ぎたおかげで小腹すら空かず。
朝食が美味し過ぎるのも良し悪しという事を学んだ今回の旅。
運河からお土産屋が立ち並んでる堺町界隈へ。
運河は人がまばらだったけど、堺町は観光客で結構な賑わい。特に中国・韓国からの観光客が多いイメージ。
国は違えど、日本人が小樽や北の大地に惹かれるように、何か心惹かれるもんがあるんやな〜。
一通り歩いたものの、そもそも突発で小樽へ来たため何が名物かも分からず、しかも小樽に来たという事で達成感を感じていたため、物欲も沸かない。
このまま札幌に戻るのも勿体ない・・・。
はい、行きました。オルゴール堂。
オルゴールはこれといって興味ないけど、時間もあるし行って見ようかと。
店内は、そらもう可愛らしいオルゴールが沢山あるわけですよ。
ロココ調ちっくなものから、和を感じるもの。壁掛けだったり人形・ぬいぐるみの物とかね。
しかも溢れかえる人、人、人。
まぁ、特に興味ないし帰ろうかと思った瞬間、『彼』が目に止まった。
目が合ったと言っても良いかもしれない。
彼の名前はボルタ。
ボルトやナットで出来ている大きな瞳が印象的である。
そのスラっとした手足は様々なポーズを決めることが出来る。
こういう工具パーツとか、真空管とか、バイクのプラグ等を美しいと思ってしまう性質の人間にはたまらん!
後々ホテルに帰ってから調べたら、工業が盛んな室蘭市で誕生したそう。
物欲ないとか言っていたが、即買いしました。
ちなみにオルゴールの曲は何だか分からん。
そんなこんなで小樽を満喫し、札幌まではバスを利用。
要する時間は倍かかるけど、電車とそう変わらない運賃で確実に座れるならバス選んじゃうよね。
札幌に到着したのは17時近く。
丁度小腹も空いてきたから夕食にしたかったが、29日の予定を考えると軽装備では北の大地を満喫出来ないと確信を得ていた為、駅前のユニクロとダイソーで装備を買い足す。
ユニクロではすでに春の装いがディスプレイされていて、『今朝とか雪舞ってんのに、道民正気か!?』と本気で思った。
でもあれなのかね。結構軽装備の人居ったから、道民は寒さに強い身体の構造になってるんですかね?
自分も母方の田舎が長野県小布施町なので、幼少の頃から寒さにはそこそこ強いと思っていたけど、道民には勝てる気がしない。
装備を買い足して、Google マップ起動。
ひとりで行くのは非常に迷ったけど、北海道に来てこれを食べなければ勿体ない。
それがこれ、ジンギスカン。
ジンギスカンそのものは小さい頃祖父母の家に遊びに行くとよう食べてたけど、野菜と煮込むスタイルだったので、こうやって帽子型の鉄板で焼いて食べるのは今回が初めて。
初めて焼いてジンギスカンを食べるのだから、美味しいと噂のお店で食べたい。
【成吉思汗 だるま本店】さんで頂きました。
お世辞にも広いとは言えない店内は、人でぎゅうぎゅう。
店外にも行列。やはり人気があるんだな〜と実感。
このね、ジンギスカンがカリッとしていて、やや濃い目(※自分基準)のタレにつけて食べるとジュワッと脂というか、旨味が滲み出てきてね・・・非常にビールに合います!
何この、ビールと食べるために生まれてきたと言わんばかりの食べもの!
隣のお客さん(※知り合いではない)は白米でいってました。
白米もありだね!美味しいと約束されてるわ、そんなん。
完全空腹ではなかったのであまり量は食べられなかったけど、ホンマ美味しかった。
多分、札幌に来たらまた行くね。
朝食の海鮮丼、夕食のジンギスカン。
もうこの度の目的の半分は達成された。『食』に関してはもう思い残すことはない。
何で北海道は何でもかんでも一々美味しいんだろ。
さすが日本一の自給率を誇る土地。
同時に試される大地ではあるんだけど、本気で北海道移住を考えようかと思った。
そんな事を考えつつ、ホテルへ戻り翌日の準備を始めるのであった。
・・・晩酌をしながら。
北海道旅行・1日目〜関空から札幌市内〜
3月27日〜30日の3泊4日の突発的旅行をやっとブログにアップ。
自分的に内容が濃すぎて中々書いている時間がなく・・・。
旅行中、リアルタイムでブログ書いてる人とか、ホンマ尊敬するわー。
というアレで、北海道旅行1日目。
旅行に対する期待と、リムジンバスや飛行機に乗り遅れないかという危機感から、
若干睡眠不足。
しかしそれらは杞憂に終わり、滞りなく搭乗手続きを終えた。
空港で色んな航空会社の飛行機見て、
「この飛行機に使われてる航空力学が、現在のF1マシンを進化させてるんだよな」
などという、自分でも気持ち悪いテンションの上がり方。
それはそれとして。
今回往路の航空会社はLCCのPeach。
Paechを使用する事で、計らずとも【Paechきた北海道フリーパス】を購入する権利が!
北海道って、交通費が高くつくんですよね。
広過ぎて車依存型の社会だからなのか、内地への人口流出によって、鉄道を利用する絶対数が減っているのが原因なのか。
・・・知らんけど。
でもその高い交通費を少しでも浮かせようとめっちゃ調べた。
めっちゃ調べた・・・けども。
結局良くわからないまま、関空より一路新千歳空港へ。
新千歳空港に到着する頃には空腹で、交通費云々は忘れてました。
とりあえず腹ごしらえ。
ラーメンも食べたいしスープカレーも食べたい。
選べない・・・と思っていた所に、目に止まったのが【グルメ回転寿司 函太郎】。
北海道というか、函館に行ったら行ってみたいと思っていたお値段的にもリーズナブルで美味しいと評判のお寿司屋さん。
そこで茶碗蒸しと計5皿食べました。
鯵がなくて代わりにおすすめされた、サメビラメっていうネタがね、これがまた美味でね!
ついつい写真撮らせてもらっちゃった。
そしてその画像を家族や友人に送って自慢するという暴挙に出る。
食べ物って人を狂わせるねぇ。えぇ、えぇ。
空腹も満たされて、全てを忘れて高速バスで一路札幌へ。
寝不足がたたって、道中ウトウトしてました。
ウトウトする事1時間と少し。
気付いたらそこは京都のように綺麗に碁盤の目のようになっている札幌中心街。
ただ、唯一分かり難かったのは『北1西3』ってヤツ。京都でいうと『烏丸御池』とかですね。『大宮五条』とか。
慣れないせいで全く分からず、とりあえずGoogleマップで位置確認。
何はともあれ、予約していた【ホテルグレイスリー札幌】へチェックイン。
JR札幌駅のすぐ目の前だったので、Googleマップのお世話にはなりませんでした。
ひとり旅の時には大抵安宿だったので、その立派さに驚きを隠せず挙動不審になるあたりが庶民やな〜。
今回は『美味しいものを食べる』というのが一つの目的でもあったので、このホテルを決めた理由の一つが朝ごはんが美味しそうだからというのもありました。
朝ごはんについてはまた後ほど・・・。
ホテルで一息ついて時刻は16:30。
まだまだ時間がある。
とりあえずは札幌駅の中にある観光案内所に向かう。
観光案内所で【お得だねチケット さっぽろセレクト Aコース】を購入。
これはホテルの部屋に置いてあったパンフレット?みたいなので存在を知ったんだけど、藻岩山行きたかったのでこれは良い!と。
早速チケット購入し、さっぽろテレビ塔へ。
・・・行く前に、札幌といえばの例の時計台へ。
時間が時間だったので中には入れなかったけど、言うほどがっかりじゃなかったなぁ。
むしろ『これが例の時計台かぁ!』とテンション上がって写メりまくりだった。
その次はアレ。
【水曜どうでしょう】でお馴染みの、HTB。
HTBっていうか、ONちゃん。
水曜どうでしょうファンの方がめっちゃ居ったけど、自分恥ずかしかったので併設されているTurry's Coffeeでカフェラテを購入し、颯爽と退出しました。
まだまだ修行が足りないようです。
さっぽろテレビ塔・・・うん、通天閣に行った時と同じ感覚に襲われた。
思っていた程では・・・というアレ。
大通りに面した場所で、スマホやデジカメでムービー
撮ってる人がいて、最初は何してんのかなぁ?くらいの気持ちだったのだけど。
でも時間が経つごとに大通りのネオンが綺麗に輝いていて、『そりゃあスマホでムービー撮りたくなるわな!』と納得。
かな〜りやっつけで写真撮ったけど、現場はこの何倍も綺麗です。
さっぽろテレビ塔の麓で缶コーヒーで一服。
さて、目指すは藻岩山。
しかし行き方もイマイチ分からない。
というか、分からないのは札幌の鉄道事情。
地下鉄の駅が何処にあるのか分からなければ、市電とかいうやつもある。
良く分からないまま、Google マップ頼りにひたすら歩く、歩く、歩く。
寒い、寒い、寒い。
当時の札幌の気温、2度。
装備はセーター1枚にPコートとストール。
旅行に行くときに一番困るのが、服装かもしれない。
寒い場所から暖かい場所へ行く場合、適当に薄着して一枚冬物の上着を羽織って空港なり駅なりへ行けば良いわけだから。
でも逆は違う。
暖かい方から寒い方へ行くのは、今回のようにどちらに寄せたら良いのか悩むのである。
関西ではもう春模様。関空へのリムジンバス乗り場で、一人だけ場違いな格好だと自覚するくらい、冬仕様の服装だったけど、これがどうよ。
札幌に来たらみんなダウンジャケット着てるやんの。
これでも北の大地に寄せてきたつもりなのに、まだ足りないというのか・・・。
・・・そうやな、自分の”寄せ”が足りなかったということなのだな。
しかしユニクロやGUへ行くとタイムロスになる。
大丈夫。多分大丈夫・・・と、自分を鼓舞しながら歩いていると、道路に屋根・・・。
「これ、市電の駅か?」
ちゅうか、市電って路面電車のなのか?!
え、これ運賃はいつ払うの?!
・・・などいう若干の疑問を感じつつ、平静を装いながら移動するのであった。
さて。
そんなこんなで市電の【西4丁目】から【ロープウェイ入り口】まで揺られること約20分。
同じように藻岩山へ行く人がちらほら下車。
降りるは良いが、はてさてどっちへ向かえば藻岩山ロープウェイ辿り着くのか・・・と辺りを見渡していると、交差点にでっかい看板が。
その看板に導かれるように、ひたすた歩く。
歩いてて思ったけど、街灯が少ない気がする。
住宅地だからなのか?
少し歩くとコンビニ発見。
ありがたい!
丁度、路面電車との寒暖差や若干の空腹で心細くなっていたから、見慣れたコンビニはオアシスのように感じました。
・・・まぁいうても微糖缶コーヒーしか買わなかったけど。
コーヒー飲みながらGoogle マップで道のりを調べ、いざ再出発。
緩やかな坂道を歩き、藻岩山ロープウェイ入り口に着いた時の感動・・・つうか安堵感と言ったら・・・!
4階の受付でチケットを見せて、ロープウェイに並ぶ。
勿論、待ってる間にモーリス写メったさ。
この何かを訴えかける意味ありげな表情よ・・・。
何故藻岩山へ来たかというと。
沙村広明氏の『波よ聞いてくれ』って漫画が好きでね。
別にこの漫画に触発されて北海道にきたとかではないけど、来たからには行ってみたいじゃないですか!
そもそも今回北海道に来るにあたって、色々調べてみて初めて藻岩山が架空の山でないことを知ったわけです。
ホンマに道民の皆さんごめんなさい。
そんなこんなでロープウェイに乗り、中継地点でモーリスカーへ。
それはそこまで感動とかはないんですけども。
いや、これが貸し切りとかなら別だけど、1人だとそこまではしゃげないわけよ。周りのテンションに圧倒されて。
それでも展望台に着いた時には結構テンション上がった。
【新日本三大夜景】と言われるだけあって、そらもう綺麗なわけですよ、札幌市内の灯りが。
「神戸のが綺麗だし」
という気持ちもあったけど、そこはまた場所変われば雰囲気が違う綺麗さがあるというか・・・。
ていうかめっちゃ寒いナニコレ。
めっちゃ寒い。でもそれはまぁ耐えられる寒さなんだけども。
右足首が痛い。冷えたから。
昔ねぇ、実家の階段から転げ落ちて右足の靭帯を痛めたんだけども、日常生活に支障は全くなくとも、こうやって寒さに晒すと歩くのが苦痛になるんだよね。
これはもうあかんわーと、早々に下山を決意。
札幌の夜景は十分堪能したので、いそいそとモーリスカーとケーブルカー乗り継いで下山。
そこからは右足を引きずるように何とか歩き、藻岩山近くにあるコンビニでコーヒーとホットスナックで暖を取りつつ空腹を満たす。
ここからはこれまで来た道のりを逆走しただけなので割愛。
さて。
ホテルへ戻る前に本日の晩酌セットをどこかで調達しなければ・・・。
ここで再度Google マップを立ち上げて、とあるコンビニを探す。
そう、みんな大好きセイコーマート。
コンビニ満足度1位にして、道民の味方。
北海道にきたら利用しない手はない。だって神戸にはないしね。
ホテルから少し離れた場所にあるセイコーマートに初入店。
店内をウロウロ・・・。だってね、物珍しいんですよ。
店員さんからしてみたら、パーフェクト不審者。
え・・・何すかこのお値段。
こんなん買うしかないやん!
店員さんに温めて貰うと、ガーリックのいい香りが・・・早よ晩酌したい!
ていうかお腹すいた!
ていうかこれは早いところ友人にセイコーマートの素晴らしさを知らせなければ!と、
写メを送り、風呂って晩酌開始。
テレビをBGMに、1日目の行程を振り返りつつ明日の予定を模索。
行きたい所は数あれど、時間は限られてるのが辛いところ。
『ペペロンチーノ、美味い・・・』
そう思いながら2日目に続く。
ブログ始め。
『おひとりさま』
素晴らしい単語だ。
”ひとり旅”
”ひとり映画鑑賞”
”ひとり牛丼屋”
少し前なら『寂しい人』と言われていたが、今では市民権を得ている。
良い世の中になったもんだ・・・。
このブログでは、基本自分ひとりで行った事を日記として書こうと思う。
もちろん日記なので、完全な自己満足。
ひとり映画鑑賞の感想とか。
ひとりライブ参戦の感想とか。
ひとり旅の一日を終えての感想とか。
そこに、そのイベントに要した費用なんかも書いていこうと思ってます。
ちなみに明日3月27日にひとり旅を控えてます。
このイベント前の高揚感・・・たまらん!