ちょっとそこ(富山)まで。〜レッツゴー富山→長野・その4〜
こんだけ書いてもまだ2日目。
やや寝不足の状態で起床。
部屋は静かなんだけど・・・ベッドがね。
布団愛好家で自宅では布団を使用してるからか、ベッドのあのスプリングになれなくて・・・。
寝返りうつたびにベッドのスプリングがぽよ〜んって。アレが!
そんなこんなで、ややぼーっとしながら2階フロント奥にあるレストランへ。
朝食のためにルートインさんにしたわけだし、うっきうきなわけですよ。
・・・・・・ん?
宿泊客、居なくね?
自分含めて3、4人程度。
だからかは分からんけど、朝食バイキングの品数も少ない・・・まぁ言うてどれにしようと選ぶだけの数はあったけど。
米が食べたいので、そのご飯のお供になりそうな数品をチョイス。
う〜ん・・・美味しいけど、冷めてるものもあって、正直肩透かし。
勝手に期待しすぎてたのは自分なんだけど!
シーズンオフだしねぇ。
でも!
でも、ですよ!
そこで提供されていた米が、メイドイン富山の【富富富】っていう初めてきく銘柄だったんだけどさ。
『米ってこんな美味しかったのか?』
ってくらい、これまでの人生で一番美味しいと感じた。
※ちなみにこの事がきっかけで、普段食べる米の銘柄にもこだわり始めました。
正直、これから新幹線の中で食べる軽食用に、おにぎり作らせて貰いたかった。
あんまり粘り気がないけど、決してパサパサしてたり硬いわけじゃない。
米の甘みはしっかりある。
北陸ってすげー。
流石、米どころ。
のどぐろ・白えび・富富富・・・の為に、時間があれば日帰りでも行きたい。
結局、富山の観光はできなかったものの、『食』という部分では120%の満足感を得たのだった。
・・・さて。
チェックアウトを済ませ、一路富山駅へ。
彼方に見える立山連峰(と思われる山々)には、未だ雪が積もっているのが見える。
空は快晴。
青い空と相まって、「あぁ・・・こんな景色・・・昔見たなぁ」
なんて感傷に浸る。
まぁ見たのは長野なんですけどね。
しかも長野で見た山々は立山連峰じゃないんですけどね。
でもどこか懐かしくもある。
幼い頃の記憶というか、幼児体験というか、そういうのっていつになっても残ってるんやなーって思った。
フォルムが近未来的な路面電車
こんなんテンション上がるだろ!
幼少期、一時期神奈川県鎌倉市に居ったのですが、幼いながらも、
「江ノ電かっけー!!」
って思ってた。
レトロで良いとは思うけど、別にかっこよくない。特にここ十数年の江ノ電は、あの緑の車体だけじゃなくて、何かよう分からんラッピングされとるし。
でも車が走る道路を走る電車という設定が心くすぐられたんだと思う。
そんな事もあり、とりあえず路面電車と写メりまくる。完全にお上りさんである。
何枚か撮り、心を満たされた自分は、そのまま昨夜訪れた駅ビルへ。
別にお腹は減ってない。
友人にお土産を買おうと思ったのである。
本来ならば下調べして、「ここでしか買えない一品!」的なものを買うのが理想である。
しかしながら、お土産選びが非常に下手。
下手っていうか、何を買ったら喜ばれるだろう・・・という事を考えるのが苦手で、そういった事を考える時間がストレスになるタイプ。
でもね・・・最近はマシになったんです。
「これ持って行ったら、どんな反応するかな」
と、土産をもらう側の気持ちに寄せることが出来始めたんです。
貰った相手の反応を考えることが出来るまでになったんです。
まぁ・・・それと貰って嬉しいかどうかは別問題ですが。
それらを踏まえた上で、
「きっと彼らは限定ものであれば喜ぶ」
そう思ったわけです。
しかも市販のお菓子の「〇〇地域限定」ってヤツでも喜ぶ、と。
それだからか、友人へのお土産選びは察して悩みませんでした。
悩むのは両親への土産である。
現在遠方に住む両親。
なんやかんやありつつも、常日頃感謝はしている。
そんな両親に対して、流石に安いお土産は送れない。
つーかね!
むしろ自分だけこんな・・・文字通り美味しい思いをしてるのが申し訳ない。
少しでもこの美味しい思いを届けたい!
もうね、両親へのお土産選びには時間が掛かったわー。
本当は、富山でのどぐろや白えびの寿司を一緒に食べたい。でもそれは無理だ。
何故ならば富山に来ている事すら言っていないから。
でものどぐろとか白えびを食べて貰いたい。
ただ・・・これは高齢者独特のものなのか、調味料など、長期保存出来るものであると、溜め込むのである。
勿体無いから、もう少し取っておこう。
そう言った心理が働くのである。
これまでも旅先で色んなものを送ったが、実家に帰ると消費されずに悲しくなった思い出ばかりが蘇る。
それならば、逆に賞味期限のあるものを送ってやろうか!と。
もちろん冷凍・チルドになってしまうものの、これならば早々に消費するだろう。
悩みに悩んだ結果、白えびのかき揚げチルドと、のどぐろの何かを送った記憶がある。
現在7月である。富山に行ったのは3月である。
覚えていません!
ちなみに両親は酒を嗜む人らなので、白えびのかき揚げはうどんや蕎麦に乗せても良いし、酒の肴にも出来る!と自信を持って選んだ一品。
かき揚げはね〜、甘辛く煮付けても美味しいんですよー。
ま、それはそれとして。
両親への土産は郵送し、友人への土産は手荷物にし、JR富山駅のみどりの窓口へ。
「一番早い新幹線で長野まで!」
チケット買ってからお土産買えばいいのに、全てを終えてからのチケット購入だったので、小一時間待つ事に・・・。
それでも初の北陸新幹線。
新幹線・・・というか、電車好きにはたまらんワクワク感。
※電車や車、飛行機など好きですが、詳しいことは分からない只のミーハーです。
ホームに入ってきた北陸新幹線を見て、写メる。
N 700系とは違った格好良さ。色合いもたまらん。
このテンションの上がり具合は、かつて東北新幹線・はやぶさを東京駅で見た時以来。
・・・いや、未だにひかりRailstarや東海道新幹線を使う時はテンションあがるけど。
自分の前には小・中学生くらいの子が写メっている。
新幹線を愛する者に世代って関係ないんやなーってちょっと感動・・・と、ちょっとイイ話にしてみる。
そしてホクホクしながら人生初の北陸新幹線。
幼少の頃、家族親戚一同で釣りに行ったのは直江津だったか・・・魚津だったか。
真夏の炎天下、同い歳の従姉妹と堤防を歩いてたなぁ・・・とか。
年の瀬に祖父母の家に集まる時、ちょっと足を延ばして新潟のどこかへ蟹をようけ買いに行ったな・・・とか。
目的地の長野に一歩近くとともに、フワッとしたノスタルジーに浸るのであった。
斜めってるけど、遠くの山々が素晴らしい