ちょっとそこ(富山)まで。〜レッツゴー富山・その3〜
富山駅前で高速バスを降りる。
到着時天気は小雨〜ほぼ止みかけ。
そして寒い。当たり前だけど、関西より数段寒い。
でも正直なところ、これくらいは許容範囲。
降りて早々コーヒーが飲みたくなった為、近場にあったLAWSONに駆け込み、缶コーヒーを購入。
はい、完全にカフェイン中毒です。
日曜の夜だからか、人もまばら。
目の前の信号待ちしていた女の子が可愛かった。
東北とか、寒い地域の子が可愛いのは肌の白さだけじゃないと思う。
容姿もそうだし、気質もそうだし、食べ物もそうだけどホンマ地域性って面白い。
日本て世界的に見ても国土が広いわけでもないのに、ちょっと違う場所行くと全然違う。
例えば、関西人は人懐っこいと思う。ちょっと贔屓目入ってる表現だけど。
関東の人が関西に移住すると、地域性の違いに戸惑って鬱になるっていうくらいやし。
面白いっすねー。
それはそれとして。
この日の宿は【ルートイン富山駅前】。
以前ライブで仙台に行った時にルートインに泊まったのだけど、朝ごはんが美味しいという非常に単純な理由。
LAWSON前からホテルを探しながら歩く。
当然ながらバックパックを背負っているような人は他に居ない。
適当に歩いていると、そのホテルはひっそりと佇んでいた・・・。
ホテル周辺が暗すぎて分かりにくっ!
ホテル自体は・・・うん、お値段に見合った雰囲気をかもし出している。もしかしたら元は別のホテルだったのかな?
ホテルのフロントも、綺麗だけど新しいという感じではない。
言い方悪いけど、田舎の綺麗目ホテルって印象。
でもね、フロントのスタッフの方の対応はめっちゃ丁寧だった。
ホテルとしては当たり前なのかもしれないし、丁寧と感じたのは久しぶりに「おもてなし」を受けたから感じたのかもしれない。
けど、長時間移動後にこういう対応受けるとホンマほっとする。
各種手続きを受けてから、部屋へ移動。
安っすい安っすいプランで、部屋の鍵は昔ながらのアレ。
エレベーター横っていう訳ありな部屋で、確かに狭さは感じたけど1泊だし。
ひとりには十分の広さ。むしろコンパクト。
ベッドは大きいし、部屋も清潔感ある。
全く問題ない。
ベッドでゴロゴロしていると、母からLINE。
『そっちも寒いと思いますが、風邪には気をつけて下さいね』
そっちって、どっち・・・?
まぁ十中八九、神戸の事を指してるんだろうけど、このタイミングで寒さを指摘するLINEが来たもんで、告げていないのに富山にいるのを見透かされてるのかと思いました。
当たり障りない返信をしてから気付いた。
『ローカルテレビ見てる場合じゃない。LINEを返してる場合でもない。夕飯を何とかしなければ』
と。
翌日は長野に行くので、出来たら今晩中に美味しい寿司を食べたい。
富山といったら、【のどぐろ】【白えび】。ホタルイカは沖漬けしか食べられないので、今回は除外。
・・・にも関わらず、調べる事を放棄。
今日無理なら明日でもいいかーと。
大体にして、こういう食に関する情報って個々人の好みもあるから、調べてもキリがない。
昔飲食店でバイトしてたから分かるけど、その口コミサイトに時間と労力とお金をかけないと、高評価得られない。
なので、とりあえず駅前に行こう作戦。
最終手段はお巡りさんに聞こう作戦があるので、そこに迷いはなかった。
(※交番勤務のお巡りさんは地域密着なので、その土地の美味しい店を知っている。あえて遠方から来たという前置きをする事で、とっておきの店を紹介して貰えるという人間の心理をついた非常に姑息な作戦である)
駅前は流石に人はいる・・・けど、だから何だ。
寿司屋がなければ人がいても何とやら。
とりあえず駅ビルのフロア案内を見ると、回転寿司があるではないか!
しかもこの時間まで営業している。
遠目から店内を観ると、時間的にそこまで客はいないが、みんなモリモリ食べている(のが、積み重なる皿の数で分かる)。
(寒いし他に見当たらないし)よし、ここにしよう!
何となく緊張しながら、入店。
入店したものの、何から食べて良いのか分からん。
サーモン好きだけど、ここでサーモンとか言ったらカッコ悪いかな・・・等と、空腹とメンツの狭間で葛藤する。
「何でも握るので、遠慮せず言って下さいねー」
「お、おすすめは何ですか?」
「今日は〇〇(←失念)がやまで、のどぐろ、白えびですかねー」
「じゃあそれを」
「のどぐろは炙りますか?」
「オススメはどっちですか?」
「じゃあ、炙らないのと炙ったの、一つずつにしましょうか?」
「それで!」
金に糸目はつけねぇぜ!(回転寿司だしな)
大将・・・らしき人に握って貰った『のどぐろ』、口の中で溶ける・・・。
何だコレェ!
最早何だか分からないけど、めっちゃ旨い!
炙りは醤油じゃなくて塩だったんだけど、めっちゃ旨い!ていうか塩のが炙ってために出てくるのどぐろの脂がさっぱりして、何個でもイケそう。
続いて白えび。
軍艦だけど、海苔の代わりにとろろ昆布が巻いてある。ちょっとだけ醤油をつけて・・・。
何だコレェ!!
えびがね、プリプリなんだわ。
甘いんだ!
それをとろろ昆布の旨味がこう・・・ね!!
他に何を食べるか迷う・・・永遠とのどぐろと白えびのローテが良い。
でもそんな無粋な事は出来ない。
アジをね、頼んだんですよ。
これがまた・・・めちゃくちゃ旨い。鮮度の違いってこんなにも大事なのかと痛感。
某100円回転寿司のアジとは・・・ってレベル。
写真を撮れなかった、撮っている余裕がなかったのが、今思えば残念な限り。
人って本当に美味しいものを食べると頭抱えて無言になるんやなーって。
結局、最後の締めにのどぐろを頂いて、計3000円弱。
やっすいわー。
大満足のまま、冷たい風に晒されながらホテルまで戻るのであった。
この富山駅ビルで訪れた【廻る富山湾 すし玉富山駅前店】さん。
やはり立地も良いし、値段も手頃、店員さんも気さくで初見でも馴染みやすいからか、えらい人気だそうな。
次の日もめっちゃ混んでました。
ウチの近所にあったら週3で通うんだけどな〜。